調子に乗って大損!マイペースの半分放置トレードに転向
2008年、FXバブル最終期にFXを始めてしまった
年齢:37歳、性別:女、職業:自営業です。私がFXを始めたのは2008年の初め頃です。FXが流行しており、まずは4万円くらいから始めて、それが3か月くらいで20万円になりました。
ポジションをロングで持てば儲かるということで調子に乗ってFXをやっていて、その時のハマり具合はすさまじく、暇さえあればチャートチェック、FX会社のセミナー参加、さらには自分で手描きのチャートまでつけていました。
それが、その年後半からのサブプライムショック、そして翌年のリーマンショックでスッカラカン、追加で入金したりしたお金も含めて、30~40万円のお金が消えました。FXって簡単じゃん!と思っていたのは、バブルの最終期にたまたまタイミングが合っていただけだったのです。
失敗後の試行錯誤の末、トラップリピートスタイルに
FXをやっていて思うことは、うまくいかないとどうしても自分のルールを破ってしまうということ。デイトレがスキャルピング状態になったり、ポジションを閉じなければならない場面でポジションを継続してしまい、それが中長期投資へと変更になってしまったりと、うまくいかないとどんどん自分の投資スタイルが変わってしまうのです。
散々失敗した後さすがに反省して、しばらく冷却期間を置き、今ではトラップリピート投資をかなりゆるくやっています。レバレッジは5倍くらいをキープしてロングのみでやっています。
放置系長期トレードなのでポジションはロングのみ
ロングのみにしているのも失敗からくる理由があります。ショートとロングの両建てトラリピをやっていると、長期間ショートのポジションを持っていなければならなくなって、スワップで損をするなど、何かとうまくいかないことがあったからです。
今も、ショートでポジションを持ちたくなったり、なかなか自分が注文をしている価格まで円高方向に進んでくれなくて、ここでポジションを持ってしまおうか、と思ったりしますが、自分に言い聞かせて最初に決めた価格まで待つ、ロングのみ、レバレッジは一定以下をキープすることを決めています。
ルールを守るためにあえて情報を見過ぎないようにする
自分ルールを破らないためにあまり値動きも見すぎないように、長期目線でチャートを見るようにしています。チャートも外為どっとコムのアプリのチャートをたまにちらっと見るくらいです。米国の経済指標などのイベントも無視しています。
たまにワールドニュースや経済番組、為替番組などを見ると、ムラムラとトレードしたくなってしまうので、そういうものも見すぎないように注意しています。
この投資法に変えてからは、もちろんFX投資だけを仕事にするとか、早く資金が増えるといったことは一切なくなりましたが、何よりも値動きのことばっかりを考えることもなくなりました。
自分に合ったトレードスタイルを確立するまでは大変かもしれませんが、少しずつ、心の負担にならない程度のトレードを楽しむことをおすすめします。