負けないFX-小ロットナンピンFX

FXはギャンブルなんかじゃない!FXの必勝法を 全トレード記録を公開して解説しています

FXでナンピンすれば本当に勝てるかを考える

ナンピン(難平)とは

ナンピン(難平)は、株式やFXなど、相場におけるトレード手法のひとつです。相場が、保有しているポジションに逆行する動きになってしまった時に、含み損を抱えた状態でポジションの買い増しをすることを言います。

例えば、ドル円を110円で1万ドル買ったけれど、予想に反して下がってしまった場合に、109円で更に1万ドル買い、108円でまた1万ドル買い・・というように、下値で買い増しをしていくことを言います。

ナンピンすることで平均取得価格が下がり、上の例で言えば、平均取得価格は109円になるので、109円以上に戻せば利益になるので、利益を獲得する可能性が高くなります。

但し、逆行がなかなか止まらなかった場合は、ナンピンを繰り返してポジションが膨らみ、含み損も2倍3倍の勢いで大きくなってしまうこともあるので、FXの教科書的には、ナンピンは推奨できない、と書いてあるものが多いです。

ナンピンの問題点

FX業者のサイトや、多くのFXブログなどでも、ナンピンをして酷い失敗をしたとか、大きな損失が出たと書いてあるものがたくさんあるのですが、ナンピンをしてはいけないという意見について考えてみたいと思います。

ナンピンは、下がったから買う、上がったから売るという逆張りの考え方に基づいているので、順張り推奨派の人たちが盛んに「やってはいけない」「大損をする」と脅すようなことを言うんですが、FXトレーダーの9割以上が負けていて、FX取引の王道とされているのが順張りですから、ほとんどの人が順張りの考え方でトレードして負けているということで、逆張りをしてはいけないという意見は重要視する必要がないと私は思います。

相場は、急騰すれば過熱して更に上がり、暴落時は悲観してどんどん下がる、極端な動きをすることがしばしばあります。ですから、下手なナンピンを繰り返してしまうと、あっという間に損失が拡大し、ロスカットになり、資金をすべて失ってしまうといったことも起こりうるのです。

ただし、ナンピンして大損したという話はすべて、資金に対して大きすぎるロットでポジションをとっている人に起きることで、少ない資金で大きくレバレッジをかけてトレードしている人が、安易にナンピンしたら、ロスカットになる可能性は高いに決まっています。

ナンピンとレバレッジ

ナンピンは、ハイレバレッジトレーダーがやったら確実に負けますが、資金管理をして、長期チャートに基づいて適正なロットと幅を持ってやるなら、とても有効なトレード手法です。

FXはレバレッジをかけられるのが魅力ですが、レバレッジはかけなければいけないものじゃレバレッジをかければかけるほど、リスクは大きくなるので、負けたくないならレバレッジを下げて、リスクを低くすればいいのです。

とても不思議な話なのですが、FXをやる人のほとんどは、1000通貨単位のトレードを、そんなみみっちいトレードなんかしたくないと言うんですが、ドル円で1000ドルは1ドル110円計算で、11万円です。

さらに言えば、10万円以下とか、20~30万円程度の資金でトレードしている人はとても多いですが、そんな人でさえ、平気で1万ドルのトレードをしたりしているのがFXです。1万ドル買うというのは、110万円分のドルを買うということです。10万円の資金で1万ドルのロットでポジションを持ち、更に1万ドル単位でナンピンなんかしたら、負けて当然じゃないですか?

11万円分のドルを買うトレードを、みみっちいと感じている時点で、まともな感覚を失っていると言えるのではないでしょうか。まともな感覚を失くしている人がFXで大損したとして、それはナンピン手法が悪いんじゃないですよね。

レバレッジ1倍の範囲で取引するなら、ロスカットになる可能性は0%ですし、十分な資金がある人が、1000通貨単位などの小ロットで、通常2~3倍まで、特殊な状況で5倍を超えないようにナンピンするなら、最強の負けない手法になり得ます。

簡単に儲からないと嫌だという考え方

FXに限らず、投資でお金を稼ぐのは、労働に比べれば楽なのかもしれません。でも、簡単に楽に誰でも適当にやって当然に儲かるものではありません。どんな方法であっても、お金を稼ぐためには、苦しみが伴うものです。

リスクをとってやるわけですから、大切なお金を失くすかもしれない不安を抱えなければならないし、トレードに失敗した悔しさや苛立ちもありますし、なぜ買わなかったんだとか、なぜ売らなかったんだといつもいつも後悔しつづけることになります。

FXを始める人の多くは、FX業者の顧客獲得キャンペーンなどで少ない資金でいつでも誰でも簡単に稼げるみたいな宣伝文句につられてFXを始めるので、簡単に儲からないと嫌だと思っているんですが、大変な思いをして苦しみに耐えて稼ぐものなんだとしても構わないんじゃないでしょうか。

楽に稼げないならいいやと放り出して、最悪なところで損切りしちゃったら、大損して終わりですが、大きな含み損を抱えても耐えて耐えて耐え抜けば、明るい光が見えてきて、利益を手にすることができるなら、苦しみに耐えた方がいいんじゃないでしょうか。

ナンピンして損切りするのは最悪のシナリオ

ナンピン手法は、とったポジションと逆に動いてしまった時に、買い増しをしていくので、逆行がどんどん進むと、含み損が大きく膨らんでしまいます。その、含み損が大きく膨らんだところで、耐えきれずに損切りするというのが、もっとも最悪のシナリオです。

ネット上には、ナンピンを推奨しているサイトやブログもなくはないのですが、ナンピン推奨なのに、ナンピンするとしても、どこかで損切りはしなければいけないと言っているものもあります。

ナンピンして損切りするなら、ナンピンなんかしなければよかったという結果になりますし、負けないためにナンピンするのに、最悪の負けの結果を受け入れるやり方では、いつか必ず大負けして、すべての利益を失ってしまいます。

ナンピンするなら絶対損切りはしないというのが、負けないためのルールであり、そのためには、損切りもロスカットもしなくていいようにやらなければいけないということになります。

ナンピンと両建て

ナンピンするなら損切りは絶対にしてはいけないとして、でも逆行が止まらないという場合に、じゃあ両建てすればいいんじゃないか、という考え方もあります。買いポジションを立てた後に相場が下げてしまった場合に、売りポジションを立てて損を固定してしまうやり方で、これこそが必勝法と言っている人もいます。

FXにおける両建ては、同一通貨ペアの買いポジションと売りポジションを同時に持つことで、ドル円の買うと売りを同時に持つのは両建てですが、同じような動きをする、NZドル円を買い、豪ドル円を売るような場合は両建てとは言わず、ヘッジと言います。

両建てをする場合は、スワップが関係してきますが、くりっく365は売り買いスワップが同額なので両建てに向いています。また、似た動きをする通貨ペアでヘッジする場合は、スワップの大きい方を買い、小さい方を売るのが基本です。

但し、両建ては、取引業者にもよりますが、証拠金が倍かかることがありますので、含み損が固定していると言っても、ポジションが増えてくると証拠金維持率が下がり、小さな変動で強制ロスカットもあり得るので、証拠金が低い業者や、両建ての場合は証拠金は大きいポジションの方のみという設定の業者を使う方ことが大事です。

両建てナンピンの具体的なやり方

両建てナンピン手法の具体的な両建てのやり方は、110円でドル円を1万ドルのポジションを立てた後、109年になってしまった場合、含み損は1万円になりますが、そこで2万ドルの売りポジションと1万ドルの買いポジションを立てると、損失は1万ドルに固定し、そこから上げても下げても、含み損1万円は変わらなくなります。

更に下げて118円のなったところでまた、買いと売りのポジションを持ち・・というのを続けながら、プラスになっているポジションと、マイナスになっているポジションを組み合わせて決済していきます。

両建てでナンピンしていく手法は、含み損が膨らむことがないので、怖い思いをしないで済むし、確かに負けないとは思いますが、利益を消すやり方でもあるので、私は、小ロットでやるのなら、買いなら買いだけ、売りなら売りだけでやって、含み損に耐えて、最終的に利益を取る方がいいと思うのですが、そこは好みかなと思います。

ナンピンとマーチンゲール・ピラミッティング

マーチンゲールは、ナンピンしていく際に、最初は1000通貨で買い、次は2000通貨で買い、次は4000通貨で買い、8000通貨で買い・・・というように、ロットを倍倍に上げていくやり方で、反転したら早い段階で利益になりますが、当然ながら、なかなか反転しないで逆行の動きが止まらない場合は、ポジション数も含み損額も猛烈な勢いで増えていくので、リスクは大きくなります。

ただ、倍倍ではなくて、例えば、最初の内は1000通貨でしばらく買っていき、次にしばらくは2000通貨で買っていき、その次は3000通貨でしばらく買っていく・・みたいに、じわじわ小さくロット数を上げていくのは、資金量や取引する通貨ペアにもよりますが、ありかもしれないと思います。

ピラミッティングは、ポジションをとった後、想定通りの方向に動き、利益が出ている時に買い増ししていく方法で、最初に大きく買って、徐々に買うロットを下げていくやり方なので、どちらかというと順張り系の考え方になります。

私は小ロットのナンピンがいいと思っているので、最初に大きくポジションをとるピラミッティングはいいと思いませんが、小ロットでポジションをとった後に、思惑通りに相場が動いた時に、あまり大きな利益にならないのは確かなので、最初も小ロット、増し玉も小ロットというなら、ありかもしれないと思います。

ナンピンは絶対負けたくない人が、十分な資金と、強い覚悟と、苦しさに耐え抜く精神力を持ってやる手法なので、そこにリスクを大きくするものを付加するのは好ましくないと私は思います。マーチンゲールやピラミッティング的な考え方も確かに理にかなってはいますが、リスクが高くならない方法で、ちょっと取り入れる程度がいいのではないでしょうか。